【Vol.1】中古革靴を再生させてみた!

革靴再生プログラム
スポンサーリンク
スポンサーリンク

皆さん、こんにちは!
革靴再生プログラム会長のFUKUです!

革靴再生プログラムとは、全国の、汚れが気になる革靴さんを、マンツーマンで指導し、
あの頃の輝きを取り戻してもらうプログラムになります。

記念すべき一足目は、どんな靴なのでしょうか?

愛知県在住 S ・S さん

(SUIT SELECT)

---初めまして!記念すべき一足目ありがとうございます。
まずは、簡単に自己紹介をお願いできますか?

初めまして。愛知県在住のS ・S (以下、S )と申します。
年齢は今年で、4歳になります。今回は、よろしくお願いします。


---こちらこそよろしくお願いします。
早速ですが、今回、このプログラムに参加した理由を聞かせてもらえますか?

はい。もう見ていただければ、分かると思いますが、本当に汚くて。
どこに行っても、汚い。とか、不潔そう。とか言われて、嫌でした。
けどそれ以上に嫌だったのは、そのような気持ちになっても、変わろうとしない自分自身でした。
そんな中、御社の、プログラムを目にして、自分自身を変えたいという想いから今回、参加させていただきました。

自分を変えようと決意し、一歩踏み出したSさん。


---そんな想いで、参加されたんですね。
変わりたいと思っていても、実際に行動に移すことができる人って少ない気がします。
そんな中、強い想いを思って、行動に移されたS さんを本当に尊敬します。
必ず綺麗にします。一緒に頑張りましょう!

宜しくお願い致します!

フルメンテナンスコース

今回は、全体的に汚れがひどいので、汚れ落としから、鏡面磨きまでのフルメンテコースを行います。
手順としては以下のようになります

  1. 馬毛ブラシでブラッシング。
  2. ステインリムーバーで、汚れ落とし。
  3. 乳化性クリームで、油分の補給。
  4. 豚毛ブラシでブラッシングし、ウエスで乾拭き。
  5. ワックスを塗布し、鏡面磨き。
  6. コバインクの塗布。
  7. 山羊毛ブラシと乾拭き。

使用するシューケア用品

今回使用する、シューケア用品はこちらになります。

  1. シューツリー : 革靴の形を整え、皺をしっかりと伸ばし、クリーム等を入れやすくします。
  2. 馬毛ブラシ : 硬く、ハリのあるブラシ。 革靴の表面に付着した、埃などを取り除きます。
  3. 山羊毛ブラシ : ご紹介するブラシの中で1番柔らかく、最後の仕上げに使用します。
  4. 豚毛ブラシ : ご紹介するブラシの中で1番硬く、クリームを塗布した後に、革の中にクリームを入れ込む、また、革の表面に残った余分なクリームを取り除きます。
  5. コバインク : ソールの側面部分に塗布するインクになります。
  6. ステインリムーバー : 化粧落としの様な物で、古いクリームや汚れなどをこちらで落とします。
  7. 乳化性クリーム : 革靴にとっての栄養クリーム。女性でいう、乳液になります。
    革靴と同じ色のクリームを選んであげると、細かい傷などを、塗り潰すことができます。
  8. ワックス : 蝋と油で出来ており、革靴に光沢を与えます。
  9. ウエス : 靴を磨くのに必要になります。布なら正直なんでもいいです。(ちなみに、私は着なくなったTシャツを使っています。)

以上が、今回、使用するシューケア用品になります。
全て揃えても、6〜7,000円くらいだと思います。
手が出しやすい価格帯で、簡単に揃えることができます。
それでは、プログラムスタートです!

1.馬毛ブラシで

ブラッシング

まず、初めに、馬毛ブラシを使って、革靴の表面に付着した埃などを取り除きます。

アッパーとコバの隙間には、埃が溜まりやすいので、しっかりと、かきだしてあげます。

2.ステインリムーバーで、汚れ落とし

馬毛ブラシで、全体の埃を落としてあげたら、ステインリムーバーで、革靴の表面に付着した汚れや、前回使用して、塗布されているクリームを落としてあげます。
女性の、お化粧に例えるなら、ここは、化粧落としの段階になります。
ここでしっかり、革靴をスッピンの状態にしてあげないと、化粧(クリーム)のノリも良くなりません。

革靴をすっぴんの状態に。

3.乳化性クリームで、油分の補給

革靴を、スッピンの状態にしてあげたら、乳化性クリームを塗布していきます。
1回で塗布する量は、米粒一粒分くらいで大丈夫です。
何度も繰り返して、全体にクリームを塗布していきます。

指で塗ると、体温でクリームが良く伸びて、
塗布しやすくなります。

4.豚毛ブラシでブラッシングし、

ウエスで乾拭き

乳化性クリームを全体に塗布したら、豚毛ブラシを使い、全体的に、素早くブラッシングをしていきます。
こうすることで、革の中まで、クリームを押し込むことができ、さらに、表面に付着した、余分なクリームを取り除くこともできます。全体的に、ブラッシングが済んだら、ウエスで全体を乾拭きをし、表面に残ったクリームを拭きとってあげます。

この時点で、最初とは比べ物にならないくらい、
綺麗になりました。

5.ワックスを塗布し、鏡面磨き

ラストスパートです。ワックスを塗布し、鏡面磨きを行っていきます。
芯が、入っているつま先と踵に、ワックスを何層も重ねていきます。
重ね終えたら、ウエスに、水を数滴染み込ませ、力を入れず、ワックスの表面の曇りを取っていく感じで、円を描くように、磨いていきます。徐々に曇りが晴れていき、最後には、鏡のように綺麗になります。

鏡の様に綺麗にする。
それが、鏡面磨き。比べでみると、一目瞭然。

6.コバインクの塗布

コバ(ソールの側面部)に、コバインクを塗布し、見た目を引き締めます。
※写真取り忘れてしまいました。すいません。

7.山羊毛ブラシと乾拭き

最後です。山羊毛のブラシを使って全体的に、ブラッシングをします。
ブラッシングが終わった後、ウエスで、全体を乾拭きして、完成です!
Sさん!お疲れさまでした!

一歩前に進んだ靴しか、出せない輝きがある。

輝きを取り戻す。

これで、全ての工程が完了しました。 BeforeとAfterで見比べてみましょう。

Before
清潔感のかけらもないと言われ続けてきたあの頃。
After
しかし、あの頃の自分は、もういない。
清潔感しかない。そんな靴に生まれ変わった。
Before
埃等で白く霞んでしまったつま先。
After
鏡のように綺麗になったつま先は、
これからの明るい未来を映しだす。

---Sさん!本当にお疲れ様でした。いかがですか?生まれ変わった自分を見て。


何と言ったらいいか、本当にわからないです。鏡に映っているのが、本当に自分なのか、自分自身が鏡なのか…。もう、すごい。すごいしか言えないです。
本当にありがとうございました。


---全ては、「変わりたい。」と思って、一歩踏み出しあの時から、変わり始めていたんですよ。本当におめでとうございます。
しかし、これで終わりではありませんよ。どんなに、綺麗で美しいものでも、時間が経つと共に、その輝きを失っていくものです。
忘れないでください。「綺麗なものが綺麗。」ではなくて、「綺麗に扱うから綺麗。」なんです。
今回のプログラムを定期的にしてあげて、いつまでも、輝いて自信に満ち溢れているSさんでいてください。


あびばぼうぼばいばした!!!!(涙)

最後に。

いかがだったでしょうか。
「もう歳だから。」 とか、「自分には、無理だから。」 と思っている皆さん。
歳なんてものは、ただの数字にしか過ぎません。
無理なんてのは、実際に行動に移した靴が言うセリフです。
本当に変わりたいと思っているのであれば、是非一度、革靴再生プログラム受けてみませんか?必ずあの頃の輝きを取り戻してみせます!


タイトルとURLをコピーしました