【Vol.3】中古革靴を再生させてみた!

革靴再生プログラム
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皆さん、こんにちは!
革靴再生プログラム会長のFUKUです!
革靴再生プログラムとは、全国の、汚れが気になる革靴さんを、マンツーマンで指導し、
あの頃の輝きを取り戻してもらうプログラムになります。

さぁ、今回は、どんな靴なのでしょうか?

静岡県在住 Rさん(3歳)

REGAL


---初めまして、Rさん! 簡単に自己紹介お願いできますか?


初めまして。Rです。今年で3年目になります。
よろしくお願い致します。


---はい!こちらこそ宜しくお願いします。
Rさん、全体的に、少し汚れが

目立ち始めてきてますね。


これですね、全部ストレスのせいですわ。
最近、仕事やらプライベートやらで上手くいかなくストレスばっかり溜まって、、。
ストレスで汚くなったんですよ。


---ストレス…。


だけど、流石にこのままではまずいかなと思い、
今回このプログラムを受けることに決めました。
前回の記事のDannerとは、昔からの付き合いで、
背中を押してくれたのもありまして。


---そうだったんですね!
自分で危機感を覚え一歩前に踏み出すことは本当に素晴らしいです。
一緒に綺麗になりましょう!


宜しくお願いします!

フルメンテナンスコース

今回も、前回同様、
汚れ落としから、鏡面磨きまでの
フルメンテコースを行います。
今回も、ラバーソールなので、コバインクの着色は省きます。
手順としては以下のようになります。

  1. 馬毛ブラシでブラッシング。
  2. ステインリムーバーで、汚れ落とし。
  3. 乳化性クリームで、油分の補給。
  4. 豚毛ブラシでブラッシングし、ウエスで乾拭き。
  5. ワックスを塗布し、鏡面磨き。 
  6. 山羊毛ブラシと乾拭き。

使用するシューケア用品

今回使用する、
シューケア用品はこちらになります。

  1. シューツリー : 革靴の形を整え、皺をしっかりと伸ばし、クリーム等を入れやすくします。
  2. 馬毛ブラシ : 硬く、ハリのあるブラシ。 革靴の表面に付着した、埃などを取り除きます。
  3. 山羊毛ブラシ : ご紹介するブラシの中で1番柔らかく、最後の仕上げに使用します。
  4. 豚毛ブラシ : ご紹介するブラシの中で1番硬く、クリームを塗布した後に、革の中にクリームを入れ込む、また、革の表面に残った余分なクリームを取り除きます。
  5. ステインリムーバー : 化粧落としの様な物で、古いクリームや汚れなどをこちらで落とします。
  6. ワックス : 蝋と油で出来ており、革靴に光沢を与えます。
  7. 乳化性クリーム : 革靴にとっての栄養クリーム。女性でいう、乳液になります。
    革靴と同じ色のクリームを選んであげると、細かい傷などを、目立たなくすることができます。
  8. ウエス : 靴を磨くのに必要になります。布なら正直なんでもいいです。(ちなみに、私は着なくなったTシャツを使っています。)

以上が、今回、使用するシューケア用品になります。
全て揃えても、6〜7,000円くらいだと思います。
手が出しやすい価格帯で、簡単に揃えることができます。
それでは、プログラムスタートです!

1.馬毛ブラシで
ブラッシング

まず、初めに、馬毛ブラシを使って、
革靴の表面に付着した埃などを取り除きます。

タンの部分や、
コバの部分は、埃が溜まりやすいので、
しっかり掻き出してあげます。

2.ステインリムーバーで、汚れ落とし

馬毛ブラシで、全体の埃を落としてあげたら、ステインリムーバーで、革靴の表面に付着した汚れや、前回使用して、塗布されているクリームを落としてあげます。
女性の、お化粧に例えるなら、ここは、化粧落としの段階になります。
ここでしっかり、革靴をスッピンの状態にしてあげないと、化粧(クリーム)のノリも良くなりません。

ウエスは、この様に、指に巻き付けます。
リムーバーを少量付け、全体的に、
拭いていきます。

3.乳化性クリームで、
油分の補給

革靴を、スッピンの状態にしてあげたら、
乳化性クリームを、全体に塗布していきます。

一回で、塗布する量は、米粒一粒分くらいで。
指で塗ると、体温でクリームがよく伸び、
塗布しやすくなります。

4.豚毛ブラシでブラッシングし、
ウエスで乾拭き

乳化性クリームを全体に塗布したら、
豚毛ブラシを使い、
全体的に、素早くブラッシングをしていきます。
こうすることで、
革の中まで、クリームを押し込むことができ、
さらに、表面に付着した余分なクリームを取り除くこともできます。
全体的に、ブラッシングが済んだら、
ウエスで全体を乾拭きし、
表面に残ったクリームを拭きとってあげます。

通常の、靴磨きであれば、ここで完了。
最初とは、比べ物にならないくらい、綺麗になりました。

5.ワックスを塗布し、

鏡面磨き

ラストスパートです。
ワックスを塗布し、鏡面磨きを行っていきます。
芯が、入っているつま先と踵に、
ワックスを何層も重ねていきます。
重ね終えたら、ウエスに、水を数滴染み込ませ、
力を入れず、ワックスの表面の曇りを取っていく感じで、
円を描くように、磨いていきます。
徐々に曇りが晴れていき、
最後には、鏡のように綺麗になります。

必ず、芯が入っているつま先と、踵のみ、
ワックスを塗布します。
“磨く”のではなく、
“表面の曇りを取っていくイメージ”で。
徐々に曇りが晴れ、鏡の様に、輝き始めます。

6.山羊毛ブラシと乾拭き

最後です。山羊毛のブラシを使って全体的に、ブラッシングをします。
ブラッシングが終わった後、ウエスで、全体を乾拭きして、完成です!
 Dさん!お疲れさまでした!

山羊毛ブラシで、鏡面磨きをした部分と、
そうでない部分の、差を、ぼかします。

輝きを取り戻す。

これで、全ての工程が完了しました。
Before と Afterで見比べみましょう。

Before
全体的に、汚れが、目立ち始めていましたが、
After
綺麗さっぱり汚れを落とし、輝きを戻しました。
Before
曇っていたつま先も、
After
クリームを塗布し、更に鏡面磨きをすることで、
鏡の様になりました。
まるで、コードバンのような輝きを放っております。


---Rさん!お疲れ様でした!
いかがですか?今の気持ちは?


ありがとうございました。
正直、ビックリしています。本当に、私ですか?
オールデンじゃないですよね?


---安心してください。笑
ちゃんと、Rさんですよ。
それが、Rさんの本来の輝きなんですよ。


これが、私の本来の輝き、、、。


---そうです。
Rさん、ストレスを理由に
現実から目を背けるのは、もうやめませんか?
確かに、仕事やプライベートなどで、
ストレスを感じるのは、もちろんあります。
しかし、Rさんの汚れと、ストレスは、
全くの別物です。
ストレスを感じたら、勝手に靴が汚くなる。
なんてことは、ありません。
ただ、単純に、手入れを怠ったことが原因です。
やらない理由を探すのは、辞めて、
まずはやることをやる。
Rさんなら、必ずできます。
こんなにも素晴らしい輝きを持っているんだから。


あびばぼうぼばいばした!!!!(涙)

最後に。

いかがだったでしょうか。
「もう歳だから。」 とか、「自分には、無理だから。」 と思っている皆さん。
歳なんてものは、ただの数字にしか過ぎません。
無理なんてのは、実際に行動に移した靴が言うセリフです。
本当に変わりたいと思っているのであれば、
是非一度、革靴再生プログラム受けてみませんか?
あの頃の輝きを取り戻しましょう!


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