皆さん、こんにちは。
「シンプル×上品」をモットーに、流行をガン無視した、いつの時代でも色褪せない普遍的なアイテムやスタイルをこよなく愛する20代の服狂サラリーマン、Fukuです。
服図鑑のページでは、私のクローゼットの中にある、服や靴、小物や鞄など、本当に大切で大好きな、あれこれそれこれを紹介するページになっております。
30ページ目は、HARISONのロングホーズソックスについてご紹介致します。
目次
HARISONとは
HARISON(以下、ハリソン)とは、1925年に日本で創業した老舗のソックス専門メーカーです。
創業以来日本製を貫いており、ブルックス・ブラザーズやエストネーションなど多くの有名メーカーにOEM品を供給しているなど、そのクオリティの高さは業界の中でも折り紙付きです。
スーツスタイルに欠かせないロングホーズソックス
今回ご紹介するのは、ハリソンの中でも一際人気の高いロングホーズソックスになります。
ロングホーズソックスとは膝下くらいまである長い靴下を指し、主にスーツ着用時に履かれます。その理由としては、スーツスタイルの時にすね毛や素足を見せるのはマナー違反とされており、それらを防ぐ為に長い靴下の着用が推奨されているからです。
「スーツを着るなら靴下はロングホーズ。」と言われているほど、ロングホーズソックスは、スーツスタイルには必要不可欠なアイテムなのです。
っとまぁ、偉そうに言っている私ですが、実は最近までユニクロの靴下を愛用していました。(笑) 安いし、いつでも買えるし、ある程度長さもあるから正直ロングホーズなんて必要ないと思っていたんですよね。
しかし、ユニクロの靴下だと、足を組んで座ったり、靴下がズリ落ちてくると、写真のようにすね毛の生えた素足が露出してしまいます。
この光景、中々自分では気づかないですが、
マジでダサいです。(笑)
例えるなら、鼻毛が出ている感覚。どんなにスーツがキマっていても、これ一つで魅力激減です。
そういう問題とおさらばするために、ロングホーズソックスを履くことが推奨されています。膝付近まである為、足を組んで座っても多少ずり落ちてきても、ご覧の通り全く問題ありません。
スーツスタイルに欠かせないロングホーズソックスの中でも、ハリソンが作る靴下は、素材・製法・価格どれをとっても素晴らしく、名立たる靴下メーカーの中で圧倒的人気を誇っています。
定番2モデルの特徴をご紹介
ハリソンでは、沢山の種類のロングホーズソックスを取り揃えています。
さすが靴下専門メーカーですが、何を選べばいいかよく分からない!という方の為に、今回は通年使用できる定番モデルを2足ご紹介致します。
とりあえず迷ったらこのモデルを押さえておけば間違いはありませんので、是非参考にどうぞ。
エジプト綿ワイドリブロングホーズソックス
1足目は、エジプト綿ワイドリブロングホーズソックスになります。
肌ざわりの良い、高級エジプト綿シルケット加工糸を使用しており、シルクのような光沢感があるのが特徴になります。
価格も1,200円(Lサイズのみ1,300円)+税とハリソンのロングホーズソックスの中では1番安いモデルになります。
スーピマリブホーズクラシックリンキング
2足目は、スーピマリブホーズクラシックリンキングになります。価格は、エジプト綿ワイドリブロングホーズと比べ、300円高い1,500円+税になります。
こちらでは、つま先がゴロつかない「爪先自動リンキング仕上げ」を採用しており、通常の靴下とは異なる極上の履き心地を体験できます。
通常靴下というのは、丸編み機で編み立てた段階では筒状になっており、つま先が開いた状態になっています。それを裏側から縫い合わせて、筒状だった先端を閉じてあげます。
この縫い合わせを基本的には「ロッソ」と呼ばれる機械で行います。ロッソは大量生産に向いている反面、写真のようにつま先に余分な縫い目ができてしまい、足先がゴロつき不快感を与えます。
一方で、高級靴下ではロッソ縫いではなく、つま先を一目ずつ縫い合わせる「リンキング」という裁縫を採用しています。手作業しかない為、非常に手間がかかる裁縫ですが、一目ずつ縫うことでつま先に余分な縫い目ができず、非常に快適な履き心地を味わうことができます。
ハリソンでは、イタリア・マテック社の最新式トウ・クローザー付きリブ編み機「PerfecToeパーフェクトウ」を採用し、リンキングと同じように一目ずつ縫い合わして靴下を裁縫しています。
こうして作られた靴下が、このスーピマリブホーズクラシックリンキングであり、高級靴下同様、通常の靴下とは全く異なる極上の履き心地を体験することができるのです。
定番2モデルを徹底比較
さて、ハリソンのロングホーズソックスの定番2モデルをご紹介させていただきましたが、お次は、それぞれのモデルを徹底的に比較したのでご紹介します。
①透けやすさ
まず最初に透けやすさを比較しました。右足にスーピマ、左足にエジプト綿を履いてます。
いかがでしょうか。写真を見て頂けると分かりますが、ほとんど変わらないです。目を凝らすと若干、スーピマ(右足)の方が透けてるかなと思いますが、透けやすさに関しては両モデルともそこまで気にするレベルではないかなと思います。
②締め付け度
お次は、締め付けに関して比較をしました。こちらに関しては、写真のようにエジプト綿の方よりもスーピマの方がリブ位置が高い為、足全体をキュッと締め付けてくれます。
全体的に締め付けタイプの靴下が好みの方は、スーピマリブホーズリンキングを選ぶことをオススメします。
③履き心地
履き心地に関しては、スーピマコットンリブホーズリンキングの圧勝です。
エジプト綿の方は、つま先に余分な縫い目がある為、どうしてもつま先がゴロつき不快感がありますが、スーピマコットンリブホーズは、一目ずつ縫い合わせている為、つま先がゴロつかず非常に快適な履き心地になります。
④耐久性
耐久性に関しては、1年後にそれぞれの靴下の様子を見て判断しますので、しばしお待ちを。とあるブログでは約2年履いているけど全然大丈夫という記事も見たので非常に楽しみです。
以上が2モデルの比較になります。簡単に両モデルをまとめると以下のようになります。
エジプト綿ワイドリブロングホーズソックス
⇒全体的にスーピマよりも劣るが、安価で購入しやすいのが特徴。
スーピマリブホーズクラシックリンキング
⇒少し高いが、高級靴下の良さを存分に味わうことができるのが特徴。
個人的には、スーピマリブホーズが圧倒的にオススメ。履き心地は勿論のこと、エジプト綿と比べて、立ち上がった時にパンツの裾が引っかかりにくいから。(後で詳しくご紹介します。)
【サイズ選び】実際の足の寸法で選ぶべし!
お次はサイズ選びに関してご説明します。
ハリソンの靴下はS(23~24cm)・M(25~26cm)・L(27cm~28cm)の3サイズの展開がある為、自分の足にフィットした一足を選ぶことができます。
サイズ選びの注意点としては、靴のサイズではなく、実際の足の寸法を基準にすること。普段履いている靴のサイズと自分の足のサイズは同じではありませんので注意しましょう。
ちなみに私は、足のサイズを測ってみると約25㎝だった為、Mサイズを選びました。
2つのデメリット
ハリソンのロングホーズソックスは、素晴らしい商品であることに間違いありませんが、どんな商品でもデメリットはあります。
お次は、実際にハリソンのロングホーズソックスを購入・着用して感じた2つのデメリットをご紹介します。
① パンツの裾が引っ掛かる。
1つ目のデメリットは、ロングホーズが故、立ち上がった時にパンツの裾に引っ掛かりやすく、その都度、裾を直さなければいけない点です。(かなり面倒くさいです。)
こちらに関しては、スーピマリブのが圧倒的に引っ掛かりにくいので、裾の引っ掛かりが気になる方はスーピマリブを超絶オススメします。(恐らくリブの位置が、エジプト綿よりも高いからだと思います。)
② 靴下にしては少し高い。(だからこそ、プレゼントに最適。)
2つ目のデメリットは価格。クオリティー面から見ると安価なのは充分に理解でますが、今まで3足1,000円の靴下を購入していた私にとっては、一足1,000円以上の靴下は少し高価だと感じます。
だからこそ、ちょっとしたプレゼントに超オススメです。こちらの記事でも紹介していますが、ちょっとしたプレゼントでは、自分では中々買わないような上質な生活必需品をプレゼントしてあげると非常に喜ばれます。
きっとこちらの靴下も喜んでくれるはずです。ちなみに色選びに関しては、黒・ネイビー・チャコールの3色から、スーツか靴と同じ色を選ぶようにしましょう。
スーツにお洒落さは不要。シンプルイズベストがスーツスタイルでは最強です。
【まとめ】ロングホーズソックスはスーツスタイルには欠かせないマストアイテム!その中でもハリソンは素材・製法・価格ともに申し分ない一足!
いかがだったでしょうか。業界の中でも指折りの実力を持つハリソンから、スーツスタイルには欠かせないロングホーズソックスについてご紹介させていただきました。
まとめると、ハリソンのロングホーズは、スーツスタイルに履く靴下としては最高にオススメな一足になります。
靴下の中では少し高価ですが、価格以上の素晴らしさを感じれるはずですので、是非、一度試していただけたらと思います。
今回の記事が皆さまのお役に立てれば幸いです。
本日もありがとうございました。