皆さん、こんにちは。
「シンプル×上品」をモットーに、流行をガン無視した、いつの時代でも色褪せない普遍的なアイテムやスタイルをこよなく愛する20代の服狂サラリーマン、Fukuです。
服図鑑のページでは、私のクローゼットの中にある、本当に大切で、大好きな、あれこれ、それこれを、紹介するページになっております。
13ページ目は、J.M WESTONの180シグニチャーローファーになります。
目次
J.M WESTONとは
J.M WESTONとはエドゥアール・プランシャール氏によって、1891年に創立されたフランスのシューズブランドになります。
上質な素材と拘り抜かれた製法で作られたエレガントな革靴は、フランス国内だけではなく、私を含む世界中の靴好きから愛されており、現在では世界中に約40の店舗を展開しています。
180シグニチャーローファーとは

今回ご紹介するのは、J.M WESTONの代表作ともいえる、180シグニチャーローファーになります。
当時は、「おじさんの靴」というイメージが定着しつつありましたが、1962年頃、シャンゼリゼ大通りのドラッグストアにたむろする、“ドラッグストアのギャング”と呼ばれる若者達が、素足で父親のローファーを履き、それにリーバイスの501を合わせ始めました。
そのスタイルは、社会的規範への反抗を表したものであり、若者達にJ.M WESTONの知名度を広めたきっかけでもありました。
そしてその6年後、180シグニチャーローファーは、フランスで起きた学生運動の象徴とされ、学生たちにとってマストアイテムとなったのです。

黒色や茶色の定番色はもちろん、ネイビーやボルドーなどのカラーバリエーションもあります。
私は、薄青デニムや青系パンツに合わせる為、ネイビーを選びました。茶色も欲しいと思っている今日この頃・・・。
70年以上愛されて続けている3つの理由
1946年に誕生してから、70年以上も愛され続けている180シグニチャーローファー。
こちらの靴を購入してから約1年が経過しましたが、本当に購入して良かったと思っています。
そんな180シグニチャーローファーに溺愛している私が、こちらのローファーが70年以上経っても愛され続けている3つの理由をご紹介させていただきます。
理由① 最高級の革

1つ目の理由は、採用している革です。
J.M WESTONを説明するにあたり、革の素晴らしさは外せません。
フランスの名門老舗タンナーであるデュプイ社の最上級ボックスカーフを使用しており、そのキメ細かな表情は、惚れ惚れするほど美しく、軽くクリームを塗り込み、磨いてあげるだけで、本来の輝きを取り戻してくれます。
定期的なお手入れを怠らなければ、いつまでも履くことができる一生物の靴になります。
特徴② 究極のベーシック

2つ目の理由は、その普遍的なデザイン。
誕生当時から変わることのない普遍的なデザインは、流行の波に飲まれることなく、どんなコーディネートに合わせても悪目立ちせず溶け込み、コーディネートを上品に格上げしてくれます。
究極のベーシックと呼び声の高い180シグニチャーローファーは、いつの時代も廃れることなく、変わらぬ美しさを放ってくれるはずです。
また、ローファー自体が非常に万能な靴であり、大人の男性は是非、持っておいて頂きたい定番アイテムになります。
詳しくは、こちらの記事をご覧下さい。大人の男性がローファーを購入すべき理由を詳しく説明しております。
理由③ 豊富なサイジング

最後の理由は、他社を圧倒する豊富なサイジングになります。
靴紐がないローファーにおいて、なによりも重要になるのがサイジング。自分の足に合ったサイズを選ばないと、大きすぎて歩行の際に脱げてしまったり、小さすぎて足が痛くなってしまうこともあります。
180シグニチャーローファーは、5㎜展開しているメーカがほとんどの中、4mm間隔でサイズを展開。さらに、ワイズ(横幅)に関しては、なんと6種類ものサイズ展開をしています。
縦のサイズに合わせたら横幅がきつかったり、横幅に合わせたら縦が大きすぎた。そんな悩みを解決してくれるのが、こちらのローファーです。
既製の革靴でありながら、まるでオーダメイドのように自分の足に限りなく合った一足を選ぶことが可能なのです。
購入を検討している方へ2つのアドバイス
続いては、これから180シグニチャーローファーの購入を検討している方に、2つのアドバイスをお伝えします。
その① 試着は絶対にしよう
試着は何がなんでもしましょう。
ローファーは、靴紐でサイズ感のズレを調整ができない為、サイズ選びがものすごく重要な靴になります。
革の伸びやコルクの沈みこみ等をしっかりと考え、ジャストフィットな一足を選ばないと、キツすぎたり緩すぎたりしてしまい、最悪の場合、泣く泣く手放す羽目になります。
その為、試着はマストです。自分の足が一番浮腫む時間を把握し、その時間帯に、実際に合わせる靴下を履いて試着に臨みましょう。決して妥協することなく、店員さんと納得するまで会話をし、ベストフィットな一足を見つけましょう。
その② 中古品を再生させるのもオススメ

金銭面・サイズ面を考えて中古品を購入して再生させるという方法もオススメです。
中古品を再生させるメリットは、大きく分けて2つあります。
①金銭的にかなり節約できる。
⇒定価の半額以上で購入できることも。
②サイズ選びが簡単。
⇒既に履かれて革の伸びやコルクの沈み込みが落ち着いている為、試着時にジャストであれば、それがジャストサイズ。
中古革靴って状態どうなの?と思われる方も多いと思いますが、180シグニチャーローファーに関しては、状態が良い中古品が比較的見つかりやすいです。
靴自体の素晴らしさも勿論ありますが、定価10万円の靴を買うほどの靴好きは、自分の靴を手荒く扱うようなことしません。売りに出す最後の瞬間まで丁寧に扱っているので、状態が良い中古品が市場に出回っております。
ちなみに私も中古品を購入して再生させました。定価10万円のこちらの靴ですが、なんと35,000円で購入することができました。
状態も非常に良かったですし、履く前にしっかりとお手入れをしたことで、新品同様に再生させることができました。

細かな傷に関しては、同色の乳化性クリームを塗ることで目立たなくすることもできます。

正直、こちらの靴に関しては、新品で買うハードルが非常に高い(特に金銭面)ので、このように中古品を再生させるという方法も非常にオススメです。
中古革靴を再生させる心得や超効率的な探し方、購入したらやるべきお手入れの仕方などの詳しい方法はこちらの記事を参考にしてみてください。
コーディネート紹介
お次は、こちらの靴を使用した私のコーディネートを、全部で3種類ご紹介させていただきます。
1.Tシャツ×デニム

デニム:SIVIGLIA
靴:J.M WESTON
腕時計:GIRARD-PERREGAUX
Tシャツ×デニムの夏の王道コーデに、ローファーを合わせることで、グッと大人っぽく魅せることができます。夏は、このスタイルが非常に多いです。
2.紺ジャケット×スラックス

Tシャツ:UNIQLO
パンツ:EDIFICE
靴:J.M WESTON
腕時計:GIRARD-PERREGAUX
ジャケットスタイルに、革靴の中ではカジュアル度の強いローファーを合わせることで、ドレスの印象は残しつつ、全体的にカジュアルダウンさせることができます。
3.ニット×デニム

Tシャツ:UNIQLO
デニム:SIVIGLIA
靴:J.M WESTON
腕時計:GIRARD-PERREGAUX
全体的にカジュアルな組み合わせでも、足元にローファーを合わせると大人っぽさをプラスできるのですごくオススメです。
ネイビーの靴は合わせ方が難しいと感じるかもしれませんが、薄青デニム・青系のパンツとの相性は抜群です。色は使い過ぎずに、青系の色でコーディネートを組むと綺麗にまとまりますよ。
【価格・見た目・機能面◎】3,000円台で購入できる超絶オススメのシューツリー

お次は、180シグニチャーローファーに超絶オススメなシューツリーについてご紹介致します。
先に申し上げておきますと、一番良いのは、純正のシューツリーです。
当たり前ですよね。純正ですもん。サイズ感、見た目、共にパーフェクトです。しかし、純正のシューツリーって、クッッッッソ高いんです。
1セット15,400円します。やばくないですか?(汗)さすがに服狂の私でも無理です。
しかし、180シグニチャーローファーの美しさを霞ませるようなダサいシューツリーは絶対に挿れたくない。けど、高いシューツリーは買いたくない。そんな貴方のために。
最高のシューツリー見つけてきました。
それが、このSmart Thingsのシューツリーになります。

写真の通り、ゴールドの金具が非常にエレガントで、180シグニチャーローファ-の美しさを損なうことなく保管することができます。

機能面も優れており、3つの特徴があります。
①レッドシダー採用
⇒消臭・防臭・防カビの効果あり。
②サイドスプリット採用
⇒つま先幅が約4㎜可動し、つま先のシワも伸ばしてくれる。
③ツインパイプ採用
⇒前後伸縮2㎝可動し、靴全体のシワを伸ばしてくれる。
実際に入れてみると、他メーカーよりも高さがある為、甲の部分も隙間もなくピッタリとフィットします。ちなみに私はXSを購入しました。(ローファーのサイズは6D)

180シグニチャーローファーの美しさを損なわないエレガントな見た目と、優れた機能面も兼ね備えたこちらのシューツリーですが、なんと3,630円で購入できます。
純正品の1/5の価格で、ここまで180ローファーに合うのは、このシューツリー以外見たことありません。
もちろん他の革靴でもご利用頂けますので、自分のお気に入りの革靴のパートナーとしていかがでしょうか。これはものすごくオススメです。
お手入れの仕方
お手入れの仕方に関しては、記事を執筆中ですので、しばらくお待ちください。(10月11日完成予定)
そっくりと噂のジャランスリワヤ(98589)との違いは?
巷でよく言われているのが、ジャランスリワヤのローファー(98589)が、180シグニチャーローファーに似ているということ。
今回、こちらの方法で180シグニチャーローファーを取り寄せて購入したのですが、その際にちょうどジャランスリワヤのマイサイズもあったので、取り寄せて比較をしてみました。
正直、見た目的に変わらないのであれば、180シグニチャーローファーの1/3の価格のジャランスリワヤを買おうと思ってました。そして、実物が以下になります。

同じやないかい!
正直、どっちがどっちか見分けがつかないほど似ています。しかし、実際に、履き比べてみると
あっ、全然ちゃう。
となり、速攻で180シグニチャーローファーを購入しました。実際に、両方試着してみた感想は、以下の通りです。
・ジャランスリワヤ
⇒J.M Westonと比べ、ノーズがシャープな為、ジャケットスタイルにはバッチリハマる。逆にカジュアルスタイルには少し相性が悪い。
・J.M Weston
⇒ジャランスリワヤと比べて、ノーズがすこし丸い為、カジュアルスタイルとの相性は抜群。逆にジャケットスタイルだと少しカジュアル色が強くなる。
スーツスタイル中心で使いたいのであれば、ジャランスリワヤ。私服中心で使いたいのであれば、J.M Westonかなと個人的には思いました。
今回、Tシャツやニット等のカジュアルなスタイルに合わす為にローファーの購入を検討していたので、J.M Westonを購入致しました。また、私服でジャケットを着る時も、J.M Westonのノーズの方が、カッチリし過ぎず適度にカジュアル感を出せるのも個人的には気に入っています。
見た目では大差がなくても、実際に履いてみることで、お互いの良さをしっかりと感じることができました。
【まとめ】J.M Westonの180シグニチャーローファーは一生使える最高の一足!

いかがだったでしょうか。世界中の革靴好きから愛されるJ.M WESTONの180シグニチャーローファーのご紹介をさせていただきました。
まとめると、J.M Westonの180シグニチャーローファーは、一生使える最高の一足になります。
最強級の素材と、いつの時代でも履くことができる普遍的なデザインは、まさしく一生物に相応しい一足になります。
私は、自分が本当に気に入ったアイテムしかクローゼット・靴箱に入れません。
自分の好きな服だけを着て、自分の好きな靴だけを履いて、自分の好きな鞄に好きな物だけを入れる。本当に自分が気に入っており、購入した理由を熱く語れるアイテムだけを手元に残しておきたいのです。
自分の人生の中で一番高い靴を購入しましたが、全く後悔はありませんし大満足しています。お手入れを欠かさず、大切に履きまくっていきたいと思います。
一生物の革靴を探している方には、是非オススメしたい一足になります。
本日もありがとうございました。